資格

司書資格を取得;費用・メリットは!?

この記事を読むべき人
  • 「図書館司書」の資格を取得しようか迷っている人
  • 「図書館司書」に興味がある人

はじめに

YoH坊 よーぼーは明治大学図書館司書講習で無事、司書資格を取得することができました。

 

そこで今回は司書資格を取りたいと考えている方向けに司書資格を取得するのに掛かった費用や取得のメリットなどを記事にしていきたいなと思います。

 

↓図書館司書講習の受講記はこちらから↓

明治大学図書館司書講習(メディア授業) 受講記 はじめに 図書館司書講習の受講者選考に無事、合格しましたというのは以前記事にしました。 06月末から始まった講義も0...

 

司書とは

そもそも司書とはどういったものなのかについて調べていきたいと思います。

 

国語辞典で調べると、「書籍の整理・保管・閲覧などを扱う資格」 とあります。抽象的でですね。

 

文部科学省の司書について記載されているページを参照してみると下記のような説明がなされています。

「司書は都道府県や市町村の公共図書館等で図書館資料の選択、発注及び受け入れから、分類、目録作成、貸出業務、読書案内などを行う専門的職員です。司書補は司書の職務を補助する役割を担います。司書・司書補になるための資格は司書講習を受講するほか大学・短大で単位を履修することで取得できますが、司書・司書補として活躍するには当該自治体の採用試験を受けて図書館に配属されないといけません。」

 

簡単にいうと情報の分類や管理、検索を担う専門職ということなのでしょうが、外部の人とは「本の貸し出し」でのコミュニケーションが多いので「本の貸し出し」をしてくれる人のイメージが強いのではないでしょうか。

 

海外の「図書館司書」とはイメージがだいぶ異なります。例えばアメリカではALA認定を受けた専門職大学院で「修士」の学位を取得しなければ、そもそも「図書館司書」の資格を取得することができません。

 

それだけ専門職として確立されていると言えるでしょう(問題が全くないわけではありません)。

日本においては、大学学部で規定の単位を修得して「司書」の資格を取得するのが一般的でしょう。

 

また、大学を卒業した上で司書講習を修了するといった方法もあります。

 

この辺に日本の「司書」の待遇の悪さの要因があるのかもしれません(海外の司書の待遇が良いというわけではありませんが日本よりはマシ)。

 

 

なお、○ーキャンなどの民間の資格講座を受講することで資格を取得できると思われている方も中にはいらっしゃるようですが「図書館司書」の資格は民間企業の資格講座で取得することはできませんのでご注意ください。

司書取得に必要な単位

13科目24単位の修得が必要です。

 

文部科学省は以下のように「図書館に関する科目」と規定しています。

No. 区分 科目名 単位数
必修科目 1 基礎科目 生涯学習概論 2単位
2 図書館概論 2単位
3 図書館情報技術論 2単位
4 図書館制度・経営論 2単位
5 図書館サービスに関する科目 図書館サービス概論 2単位
6 情報サービス論 2単位
7 児童サービス論 2単位
8 情報サービス演習 2単位
9 図書館情報資源に関する科目 図書館情報資源概論 2単位
10 情報資源組織論 2単位
11 情報資源組織演習 2単位
選択科目 12

13

(2科目選択) 図書館基礎特論 1単位
図書館サービス特論 1単位
図書館情報資源特論 1単位
図書・図書館史 1単位
図書館施設論 1単位
図書館総合演習 1単位
図書館実習 1単位

(出典:文部科学省)

大学や司書講座によって科目名が異なったり単位数が異なったりするので実際の履修科目は受講する大学の履修要項(シラバス)を確認して下さい。

 

科目のバリエーションも大学によってかなり異なるので、履修要覧などを確認しましょう。

 

一例として明治大学の科目を載せておきます。

明治大学 司書課程

【必修】

  • 生涯学習概論
  • 図書館情報学概論
  • 図書館制度・経営論
  • 図書館情報技術論
  • 図書館サービス論
  • 情報サービス論
  • 児童サービス論
  • 情報サービス演習A
  • 情報サービス演習B
  • 図書館情報資源論
  • 情報資源組織演習A
  • 情報資源組織演習B
  • 図書館文化論

 

【選択】

  • 現代図書館事情論
  • 障害者サービス論
  • 図書館情報資源特論A
  • 図書館情報資源特論B
  • 図書館建築と施設計画
  • 図書館総合演習
  • 図書館実習

必修と選択を合わせて32単位以上修得+学士で司書資格がゲットできるようです。

〔参考:明治大学「司書過程の修了要件」)

 

明治大学 図書館司書講習

【必修】

  • 生涯学習概論
  • 図書館情報学概論
  • 図書館情報技術論
  • 図書館制度・経営論
  • 図書館サービス論
  • 情報サービス論
  • 児童サービス論
  • 情報サービス演習
  • 図書館情報資源論
  • 情報資源組織論
  • 情報資源組織演習

 

【選択】

  • 図書館基礎特論(大学図書館論)
  • 図書館文化論
  • 障害者サービス論
  • 学校図書館サービス論
  • 図書館情報資源特論(専門資料論)
  • 図書館建築と施設計画

必修と選択を合わせて26単位の修得+学士(準学士)で司書資格がゲットできるようです。

(参考:明治大学「図書館司書講習のご案内」)

 

同じ明治大学でも司書課程と司書講習で科目が少し異なります。この辺は、演習科目の行いやすさなどに起因するのかもしれません。

 

いずれにしても25〜30単位程度の修得が必須となるのでそれなりの負担になると思われます。次に費用を見ていきましょう。

司書取得までの費用

 

購入したものなど 費用
受講選考料 ¥3,850
選考用の参考資料 ¥1,000
講習受講料 ¥225,500
生涯学習概論 テキスト ¥2,200
図書館制度・経営論 テキスト(中古) ¥2,200
図書館サービス論 テキスト ¥2,200
『日本十進分類法』 ¥7,150
『基本件名標目表』 ¥7,370
『日本目録規則』 ¥3,850
webカメラ ¥3,300
合計 ¥256,420

 

参考までに私が明治大学 図書館司書講習修了までに掛かった費用を載せておきます。

 

webカメラは演習がZoomでのリアルタイム形式となったので、購入しました。

 

日本十進分類法』、『基本件名標目表』、『日本目録規則』については版まで指定がある場合があるので中古で購入する場合は、指定された版かどうかを確認してください。

 

指定されていない版でも解答できますが、解釈が変わる場合があるので気をつけましょう。

「司書」資格って役に立つ!?

司書課程や司書講習を通して得た知識が司書という職業以外で直接役に立つことは少ないかもしれません。

 

そもそも、司書の仕事内容を詳しく知っている方が少ないです。

 

ただ司書はレファレンスを担当することもありますから、情報探索技術は司書課程・司書講習を通して勉強することになります。

 

情報探索技術の向上は期待できるでしょう。検索技術者検定などと合わせて勉強すればより効果的ではないでしょうか。

 

↓検索検定(検索技術者検定)の受験記はこちらから↓

検索検定3級 受験記 はじめに 検索検定(検索技術者検定)というものをご存知でしょうか。 図書館司書資格をお持ちの方や司書課程を受講中の方...

「司書」資格って役に立つ!? 就活編

司書の正規職員と非正規職員の割合については「図書館情報学」の講義などでも勉強しますが確か1:3くらいだったと記憶しています。

 

また図書館職員は年々、非正規雇用の職員が増えていることも特徴です。この点に鑑みるに正規雇用で「司書」として就職することは難しいでしょう。

 

では、他の職業で「司書」の資格が役に立つかと言われると役に立ちそうなのは公務員(一般行政職員)、教員くらいでしょうか。

 

前者は図書館に異動になることもあるからです。後者は「調べ学習」や「お話会」など公共図書館と関わる機会が多いからです。

 

司書に対してどういった要望を出すことができるかを知っているかどうかは上記のイベントが充実するかどうかの要員の1つとなるでしょう。

 

おわりに

図書館司書資格を取得するというよりもむしろ情報探索技術を向上させることが図書館司書講習を受講する主目的だったのですが、特に情報サービス演習でその目的を果たせました。

 

最近、Twitterなどにおいてデマの流布が散見されます。情報探索技術を向上させれば、それらに振り回されるようなことは少なくなります。

 

では今回はこの辺で。ちゃーおo(^▽^)ノシ